錦織、過去2戦2敗のクレー巧者モンタニェスを楽々料理

[ 2012年3月1日 06:00 ]

テニスのメキシコ・オープン1回戦でプレーする錦織圭

 テニスのメキシコ・オープンは28日、メキシコのアカプルコで行われ、男子シングルス1回戦で世界ランキング17位の錦織圭(フリー)は同52位のアルベルト・モンタニェス(スペイン)を下し、2回戦に進出した。錦織が6―2、4―1とリードしたところでモンタニェスが棄権した。第4シードの錦織は、クレー巧者のモンタニェスに対し、第1セットの第1ゲームをブレークして主導権を握り、第2セットも第3、第5ゲームをブレークした。

 相手の棄権で勝利が決まると、錦織は余裕の笑みで歓声に応えた。腰痛から復帰したばかりのベテランを深いショットで揺さぶり圧倒。「相手が早めの攻めになっていた。自分のプレーも悪くなかったのでこういうスコアで勝てた」と振り返った。

 ストローク戦での安定感と粘りが際立った。第1セット第1ゲームをブレークして主導権を握ると、相手のミスを誘発して押し切った。第2セットは一方的な展開。過去2戦2敗だったクレー巧者を寄せ付けなかった。例年2月は米国でのハードコートの大会に出場していたが「体力も付くし、守備力がないと勝てないので、自分に必要なものを付けたい」と2週連続でクレーの大会を選んだ。前週はベスト8。「2試合タフな試合を勝って自信も付けたので、今週も大事に勝ちを狙っていきたい」と勢いづいている。

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2012年3月1日のニュース