ロンドン五輪組織委コー会長 石原都知事に“理解”示す

[ 2012年3月1日 06:00 ]

 ロンドン五輪のPRのため来日している大会組織委員会のセバスチャン・コー会長が29日、東京都庁で石原慎太郎知事と会談し、20年夏季五輪招致を目指す石原知事に「招致のための努力は経験から分かる。とても長く大変な道のりだ」と理解を示した。

 両者は東京が落選した16年五輪開催都市を決めた国際オリンピック委員会(IOC)総会でも会っている。コー会長が前日に視察した味の素ナショナルトレーニングセンターを高く評価すると、石原知事が「関西と九州にも造りたいと思って政府に言っている」と持論を披露した。

 コー会長は20年五輪のメーンスタジアムに予定される国立競技場も訪問。雪化粧した競技場は開閉式の屋根付きに改築される可能性があるが「美しさを守りながら現代的にしていくことをお願いしたい」と話した。

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2012年3月1日のニュース