把瑠都 綱とりに挑む…「初日から白星で最後まで」

[ 2012年2月27日 15:55 ]

新番付を手に、2場所連続優勝を誓う大関把瑠都=27日午後、大阪府大東市の尾上部屋宿舎

 昨年は八百長問題で中止され、2年ぶりの開催となる大相撲春場所(3月11日初日・大阪府立体育会館)で綱とりに挑む大関把瑠都(27)が、新番付が発表された27日に大阪府大東市の尾上部屋宿舎で記者会見し「初日から白星で最後まで行きたい」と全勝での2場所連続優勝を誓った。

 三役など上位陣の顔触れが変わった番付表を眺め「初場所と対戦する相手が違ってくる。すごく楽しみ」と意気込む。初優勝した先場所は千秋楽で白鵬に敗れただけ。序盤の取りこぼしがなければ連続Vも見えてくるだけに「前半が大事」と自らに言い聞かせた。

 2月中旬にエレナ夫人の故郷ロシアに1週間ほど旅行した。「ごはんはおいしく、人は温かくてやさしかった」とリフレッシュしての大阪入りだ。

 先場所の稀勢の里戦では注文相撲で批判を浴びたが、綱とり場所では「自分の一番良いところ、力強い相撲を見せたい。内容も良くないと駄目」と白星の中身にもこだわる。「綱とりは初めてなので硬くならないように。でも気合は入っている」と表情を引き締めた。

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2012年2月27日のニュース