藍「一つ自信になった」2週連続トップ10入り!

[ 2012年2月27日 06:00 ]

通算7アンダーで6位に入った宮里藍

USLPGAツアー HSBC女子チャンピオンズ最終日

(2月26日 シンガポール タナメラCC(6547ヤード、パー72))
 宮里藍(26=サントリー)が2週連続のトップ10入りを果たした。5打差の9位から優勝争いには届かなかったが、69とスコアを伸ばして通算7アンダーの6位。前週の2位に続いて、今季2戦目でも好調ぶりをアピールした。上田桃子(25=フリー)も69で回って通算4アンダーの13位。アンジェラ・スタンフォード(34=米国)が通算10アンダーで並んだ4人によるプレーオフを制し、3年ぶりのツアー5勝目を挙げた。

 優勝には届かなくとも収穫のある1週間になった。ボギー先行からずるずる後退した前日とは違い、3番でボギーを叩いた後に宮里はしっかりと挽回。「最終日を60台のスコアで終われたのは大きい。一つ自信になった試合」と手応えを口にした。

 首位と5打差の苦しい位置からのスタートで、逆転優勝に必要な前半からのチャージは見せられなかった。それでも「パットの感触が良かった。最後まで集中力を切らさずにいけた」と粘り強さを見せた。自身の今季初戦だった前週はヤニ・ツェン(台湾)と激しく優勝を争って2位。今大会も3日目以外はアンダーパーで着実にスコアをつくり、2週連続のトップ10入りを果たした。

 今季は日本ツアーのシード権はなく、この2戦での疲労も見越して、地元沖縄での日本ツアー開幕戦は出場を見合わせた。「難しい決断でしたけど、そうさせてもらいました」。次戦は米本土に舞台を移してRRドネリー・ファウンダーズ・カップ(15日開幕、米アリゾナ州)に臨む。「しっかり体を休めていい練習ができれば、このままの状態でいける」と早期の優勝を見据えた。

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2012年2月27日のニュース