男子合宿で東京五輪の金メダリスト5人が激励

[ 2012年1月18日 18:23 ]

 レスリングのロンドン五輪出場枠を懸けた今春のアジア予選(カザフスタン)に向けて強化する男子が18日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで合宿を公開し、1964年東京五輪の金メダリスト5人が激励に訪れた。

 68年メキシコ五輪も制し、日本男子ではただ1人の五輪連覇を果たした小幡(旧姓上武)洋次郎さん(69)は「勝つ執念を身に付けるのは難しいが、金メダルを取ってほしい」とエール。その強さから「アニマル」と呼ばれた渡辺長武さん(71)は「世界一の練習をするしかない」と説いた。

 既に五輪代表に決まっているフリースタイル66キロ級の米満達弘(自衛隊)は「個性的で堂々としていた」と刺激を受けた様子。小幡さんの高校の後輩に当たるグレコローマンスタイル60キロ級の松本隆太郎(群馬ヤクルト販売)は「死に物狂いで(競技に)向き合って万全で予選に臨む」と決意を新たにした。

 男子は昨年の世界選手権でフリー2階級の出場枠しか手にできなかった。残る予選3大会で、前回北京五輪で出場した6階級以上の出場枠獲得を目指す。

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2012年1月18日のニュース