うっすら涙浮かべた入江 ロンドンは「正直、厳しいかな でも…」

[ 2011年7月30日 06:44 ]

水泳世界選手権第14日

(7月29日 上海)
 すべてこのレースのためにやってきたが、ライバルは強かった。男子200メートル背泳ぎで入江は2大会連続の銀メダル。「今回も悔しい銀に変わりはない」と、うっすら浮かんだ涙をぬぐった。

 腕のかきや蹴る回数を数えない感覚的な選手が、打倒ロクテを掲げ映像分析やラップタイムの比較で宿敵を分析してきた。先行型の相手に150メートルで0秒89の差は想定内。だが「ターンで見えたけど、浮き上がったらいなかった」。シナリオが崩れた。巻き返すはずの終盤に突き放され「ロクテが一枚上手だった」と認めざるを得なかった。

 ロンドン五輪での勝算を問われ「正直、厳しいかな。でも1年あるので切り替えたい」と言葉を絞りだした。

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2011年7月30日のニュース