北島全体「ようやく」1位で決勝へ!「思い切りやりたい」

[ 2011年7月29日 06:00 ]

2分8秒81の全体1位で決勝進出を決めた北島

水泳世界選手権第13日 男子200メートル平泳ぎ準決勝

(7月28日 中国・上海)
 4位でメダルすら逃した悪夢の100メートル決勝から3日。強い北島が帰ってきた。

 午前中の予選ではラスト50メートルもピッチを上げず、体力を温存して2分11秒17で全体6位。夜の準決勝では150メートルまで世界記録ペースに0秒07と迫る勢いで泳ぎ、4月の代表選考会より0秒45速い2分8秒81で全体1位。珍しいガッツポーズまで飛び出した。

 「ようやくだね。自分らしい泳ぎができた。100メートルであった力みが心配だったけれど、うまく抜けてくれた」

 レースのなかった2日間は「苦痛だった部分がある」ともやもやを抱えながらも、しっかり修正を図ってきた。平井コーチには「100メートルの倍以上遅く(腕を)かいていい」とアドバイスされ、リラックスした大きな泳ぎを試みると、本来の伸びやかさがよみがえった。「いい刺激が入った。決勝は思い切りやりたい」。日本のエースが完全に自信を取り戻した。

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2011年7月29日のニュース