星 猛烈スパートも100分の1秒及ばず…

[ 2011年7月29日 06:00 ]

100分の1秒及ばず4位に終わった星

水泳世界選手権第13日 女子200メートルバタフライ決勝

(7月28日 中国・上海)
 わずか100分の1秒届かなかった。150メートルのターンで6位だった星は得意のラスト50メートルで猛烈なスパートをかけた。上位陣はほぼ横一線。今大会初の日本記録をマークしたが、3位の世界記録保持者の劉子歌に0・01秒差の4位。「やっぱり凄く悔しい」と唇をかんだ。

 3年前の北京五輪に高校生でただ一人代表入りした期待のホープだった。翌年は右足首捻挫などで低迷したが、昨年10月に師事するコーチも代わり、心機一転で挑んだ今季は4月の代表選考会で、04年アテネ五輪銅メダリストの中西悠子の持つ日本記録を更新。6月の欧州GPでも3連勝し、自信をつけた。準決勝で敗退した北京は「出るだけで満足していた」が、ロンドンではメダルを狙いにいく。「初めての決勝で自己ベストを出せたことは収穫。これからは前半のスピードをつけたい」と課題も明確にしていた。

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2011年7月29日のニュース