遼1W大乱調77…今季ワースト123位発進

[ 2011年7月29日 06:00 ]

5オーバーでホールアウトした石川は厳しい表情を見せる

サン・クロレラ・クラシック第1日

(7月28日 北海道小樽市 小樽カントリー倶楽部=7471ヤード、パー72)
 09年に優勝している石川遼(19=パナソニック)は1Wが乱れ、3バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの5オーバー、77で今季ワーストの123位発進と大きく出遅れた。9バーディー、2ボギーの7アンダー、65で回った平塚哲二(39=甲賀CC)が単独首位。池田勇太(25=日清食品)が1打差の2位につけた。
【第1R】

 ショットが好調だった前週とは別人だった。1Wに苦しんだ石川は「序盤に曲がって自信が持てず、スイングが小さくなっていった。良くない流れだった」と出遅れを招いた原因を挙げた。

 5番は第1打を右ラフに入れ、5オン1パットのダブルボギー。18番は第1打が隣の1番へ行ってボギー。1Wが右へ出る場面が目立ち、それが5オーバーのスコアに顕著に表れた。

 4番からの4連続ボギー以上は、今年の日本プロ第3ラウンド以来4度目となる国内の自己ワーストタイ。初日の123位は今季ワーストで、08年のマンシングウェアKSB杯の130位に次いで2番目に悪いスタートとなった。

 しかし、石川は乱調を想定内と受け止めていた。尾崎将にスイング指導を受けた前週は2位。過去のスイング改造の経験から、変更後の効果は長続きしないと理解しており「改造を始めている途中。良かったり悪かったりがあって、徐々に右肩上がりになっていく」と捉えている。予選通過も厳しい状況だが、スイングを固めることを最優先とした上で「残り3日間は1日5バーディー」と巻き返しを誓った。

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2011年7月29日のニュース