北島 試合会場で初練習「自分のペースで」本番へ

[ 2011年7月21日 19:35 ]

 水泳の世界選手権で24日に始まる競泳の日本代表が21日、上海入りし、試合会場で初練習した。男子平泳ぎで五輪2大会連続2冠の北島康介(日本コカ・コーラ)は約1時間、ゆったりとした泳ぎで調整し「自分のペースであと2日、調子を上げられればと思う」と自然体で本番に臨む姿勢を強調した。

 プールサイドでは外国勢と談笑した。2年前の前回大会は休養中だっただけに「ほかの国の選手と話したりするのは楽しいよね」と、北京五輪以来の世界の大舞台の雰囲気が新鮮な様子だった。

 会場の天井からは特大のモニターがぶら下がっている。男子背泳ぎの200メートルで初の金メダルを狙う入江陵介(イトマンSS)は「泳いでいて楽しいプール」と好印象を口にし「緊張もない。2年前よりもいい気持ちの状態で来られたかなと思う」と述べた。

 男子200メートル平泳ぎで今季世界ランキング1位のタイムを持つ冨田尚弥(中京大)は、直前の北海道合宿前の発熱から回復。「もう少し時間は欲しかったけど…。何とか戻ってきたので頑張る」と自らを鼓舞した。(共同)

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2011年7月21日のニュース