中川 女子高飛び込み18位後退…五輪切符逃す

[ 2011年7月21日 06:00 ]

女子高飛び込み準決勝の演技を終え、さえない表情の中川真依

 水泳の世界選手権第5日は20日、上海で行われ、女子高飛び込みで予選11位の中川真依(金沢学院大大学院)は準決勝で257・25点の18位となり、決勝に進む12人に与えられるロンドン五輪出場権を獲得できなかった。シンクロナイズドスイミングはチーム・フリールーティン(FR)予選を行い、日本は92・540点の5位となり、18日のテクニカル・ルーティン(TR)予選との合計点でアジア最上位が得る来年のロンドン五輪出場権争いで中国に大差をつけられ、来年4月の世界最終予選に回ることになった。決勝には進んだ。

 中川は2つ目の演技「前宙返り3回半えび型」でわずか30・00点にとどまった。後半も巻き返せず「決勝にいくつもりだったので悔しい」と涙をぬぐった。3大会続けて予選から順位を落とし、準決勝で敗退した。「回転が普段より軽かった。いい緊張で体がすごく動いた」と課題の精神面では改善の兆しを見せながらも、新たな課題が浮かび上がった。来年のW杯で2大会連続の五輪出場を狙う24歳は「もっと練習と同じ気持ちで臨めるようにしたい」と一層の成長を期した。

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2011年7月21日のニュース