「テレビで言われ、本当に現役生活が終わったんだと」

[ 2011年7月21日 06:00 ]

引退会見中、感慨深げな表情の魁皇

 【魁皇に聞く】

 ――引退表明から一夜明けて率直な思いは?

 「あまり実感がないというか不思議な感じです。テレビなどで自分が引退したんだと言われているのを見て、本当に現役生活が終わったんだと少し感じています。」

 ――引退を決めた経緯は?

 「きのうの取組の前の日に師匠と話をした。あしたの相撲(琴欧洲戦)で負けることがあれば、ここが最後の引き際じゃないかと…。」

 ――場所前から引退は覚悟していた?

 「どうしようと悩んだりしてたけど、応援してくれている人に記録のことをいろいろ言われて何とかそれまでは頑張ろうと思った。」

 ――日本人大関がいなくなったが?

 「これから今いる若手力士が必ず上がると思うので不安はない。」

 ――若い力士に提言したいことは?

 「相撲界は厳しいことがたくさんあるけど、この世界はそれがあるからいい。厳しさをうまく伝えていきたい。」

 ――いま一番やりたいことは?

 「車の運転もできなかったし、普通の格好はできなかった。靴を履くっていう習慣もなかった。いろんなことが人より遅れているし、いろんなことを聞かないと恥ずかしいことになる。」

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2011年7月21日のニュース