国立大に通う女子大生相撲選手 初の日本代表「出るからには優勝」

[ 2011年7月21日 10:39 ]

初の国際大会に向け、張り切る焼津市相撲連盟の松浦

 焼津市相撲連盟の松浦みな美(静岡大3年)が、初の国際大会に意気込む。24日に台北で開催の第5回アジア女子相撲選手権の軽量級(50キロ未満)に出場。「日本代表は初めてでうれしい。気を引き締めて、出るからには優勝を目指したい」と決意を示した。

 昨年9月の第1回全日本郡上大会(岐阜)で4回目の全国制覇を果たすなど実績十分。今季も教育実習後の今月3日の東日本学生女子選手権(東京)を制するなど好調を維持している。

 稽古では、相手から体を離さず、四つ相撲から得意の切り返しに持っていく動きの確認に力を入れてきた。豊かなスピードを生かして、一気に前に出る相撲が身上だが、他国の選手が腕力を生かした投げを打ってくるケースを想定。危機管理にも余念はない。「投げさえ気をつければ」と県相撲連盟の下村理事長も大きな期待を寄せる。

 4歳上で世界女子選手権優勝経験を持つ姉・麻乃からは精神面の重要性をアドバイスされた。松浦は「国際大会は雰囲気が違うと思う。のまれないよう、試合を楽しむ気持ちで臨みたい」と念願の土俵を見据えた。

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2011年7月21日のニュース