アテネ五輪柔道「銀」の泉、レスリングのデビュー戦は黒星

[ 2011年7月2日 18:40 ]

初戦の男子フリー96キロ級2回戦で金光正浩(右)と対戦する泉浩。デビュー戦は判定で敗れた

 2004年アテネ五輪柔道男子90キロ級の銀メダリストで、プロ格闘家の29歳、泉浩(プレシオス)が2日、埼玉県の和光市総合体育館で行われたレスリングの全日本社会人選手権フリースタイル96キロ級でデビュー戦に臨み、初戦の2回戦で0―2の判定で敗れた。

 昨年からレスリングを始め、来年のロンドン五輪出場を目指す。「勉強不足。もっと攻撃の練習が必要。柔道を生かした試合をするべきだった」とレスリングの難しさを感じた様子だった。

 前日計量で体重をオーバーし、この日朝の計量をリミットで通過。対戦した金光正浩(西日本設備管理)に目立った攻撃ができずに第1ピリオドを失い、第2ピリオドは片足タックルから大技を2度決められた。

 今後は「もちろん(レスリングは)続けます。自分の糧になると思う」と話し、11月の全国社会人オープン選手権に出場する意向も示した。

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2011年7月2日のニュース