白鵬ご指名かわいがり 魁聖負傷のアクシデントも

[ 2011年7月2日 06:00 ]

稽古後にリラックスした表情を見せる白鵬

 大相撲の名古屋場所(10日初日、愛知県体育館)で前人未到の8連覇に挑む横綱・白鵬(26=宮城野部屋)が1日、関取衆との最初の稽古相手としてブラジル出身の幕内・魁聖(24=友綱部屋)を指名した。

 5月の技量審査場所で10勝を挙げて敢闘賞を獲得した成長株に対し、宮城野部屋に出稽古に来るよう師匠・友綱親方(元関脇・魁輝)を通じて要請して実現。あえて土俵際まで押される場面をつくるなど余裕の取り口で計11番取って9勝2敗と圧倒した。胸を出した最後のぶつかり稽古では魁聖が途中で右膝を負傷するアクシデントも。これには友綱親方も「膝は大丈夫。(稽古では)遊ばれてたね」と苦笑い。格の違いを見せつけた白鵬は「いい体形をしているから、それを生かせばもっと上にいける」とエールを送った。

 2日午後には熱田神宮で毎年恒例の奉納土俵入りを行う。ここ最近、奉納土俵入りの日の朝稽古は休むことが慣例となっているが「土俵入りの前に部屋で稽古をしようかな」と話し、朝青龍超えとなる8連覇に向けて気合十分だった。

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2011年7月2日のニュース