秩父宮ラグビー場で慈善イベント 被災地の野菜完売

[ 2011年4月17日 18:14 ]

 日本ラグビー協会は17日、東京・秩父宮ラグビー場で東日本大震災の復興支援を目的とした慈善イベントを開き、約3千人が集まった。会場ではJA全農が被災地の野菜を販売し、茨城産イチゴや福島産キュウリなど約100ケースが完売した。選手のジャージーなどのオークションや募金活動などで集まった約204万円は、日本赤十字社を通じて寄付される。

 岩手県釜石市に本拠を置くクラブチーム、釜石シーウェイブスのファンクラブは会員を募集した。秋田工高から前身の新日鉄釜石に入って日本一を経験した泉秀仁さん(48)は「大勢の方が応援してくれていると被災地に伝えたい」と感激の様子だった。

 宮城県東松島市の実家が津波で流されたトップリーグ、リコーのSH池田渉選手(35)は「支えられていると実感した。これからは自分やチームのためだけでなく、東北を元気づけるためにプレーする」と静かに話した。

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2011年4月17日のニュース