プレーオフで実力見せつけた不動 節目の50勝に王手

[ 2011年4月17日 18:01 ]

最終日、プレーオフで優勝のバーディーパットを決め、笑顔を見せる不動裕理

西陣レディース最終日

(4月17日 熊本・熊本空港カントリークラブ=6473ヤード、パー72)
 不動裕理が馬場ゆかり、イ・ジウとのプレーオフを制して今季初優勝。「こういう(東日本大震災が起きた)ときに、こんなにギャラリーが来て応援してくれて、そういう人たちの応援には応えたいと思っていた。ゴルフで役に立てることがあるのではと、プラスに考えてやっている」と感慨深げに話した。

 プレーオフの1ホール目(18番)でバーディーを奪って勝負あり。本戦の18番で2パットを要した3メートルと、勝負を決めた2メートル弱のラインが似ていたという。「スライスラインで大体のラインは分かっていた」。微調整で硬いグリーンを攻略すると、右手を軽く挙げた。

 通算50勝目まであと1勝。今季は専属のキャディーをつけ、精神的な落ち着きも感じ始めている。「こんな難しいコースで勝てたので、2個以上勝ちたい」。今大会の歴代優勝者として3度目の名を刻み、穏やかにほほ笑んだ。

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