村上佳菜子不在で今井独壇場 悔しさからの練習漬けの成果発揮

[ 2011年1月20日 17:24 ]

女子フリーでジャンプする、優勝した今井遥

 女子フィギュアのフリーでただ1人、90点台をマークして完勝した。村上佳菜子(愛知・中京大中京)が不在の今大会、今井はサルコー―トーループの2連続3回転ジャンプや表現力、滑らかなスケーティングで圧倒。「全日本の反省を生かして勝てたのはよかった」と笑顔を見せた。

 穏やかな表情や語り口とは裏腹な「ど根性の持ち主」とは周囲の評だ。昨年12月の全日本選手権で12位に終わった悔しさをばねに、翌日からこの日まで練習漬けの日々。週の半分は、最近指導を受け始めた名古屋市のクラブと自宅のある東京を往復した。

 クラブの成瀬コーチは「美しいスケーティングなど持っているものは一級品」と素質を高く評価。本人も周囲も「一歩ずつ前進」を合言葉に、1学年下の村上に負けじと3年後のソチ五輪を目指している。

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2011年1月20日のニュース