初場所満員の滑り出し 「新生の年に」と決意新た

[ 2011年1月9日 21:00 ]

 昨年は野球賭博問題などに揺れた大相撲は9日、東京・両国国技館で初場所初日を迎え、再スタートの1年が始まった。

 日本相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)は中入り前に土俵上で行われる初日恒例の協会あいさつで「昨年失った信頼を回復するため、協会員一丸となり、相撲協会新生の年となるよう、全力で努めてまいります」と強い口調で決意を新たにした。

 この日は昨年初場所以来1年ぶりで、昨夏の騒動後では初の天覧相撲。「満員御礼」の垂れ幕も下りる上々の滑り出しに、放駒理事長は「まさかこんなに早く(両陛下に)おいでいただけるとは。本当にありがたい」と感慨深げな表情。取組終了後には「全員が心機一転、相撲界は変わった、良くなったなと言われる態勢づくりをする」と誓った。

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2011年1月9日のニュース