湯本、今季初V…しかも1日2勝に「奇跡」

[ 2011年1月9日 06:00 ]

 ノルディックスキーのHTB杯国際ジャンプは8日、札幌市大倉山ジャンプ競技場(HS134メートル、K点120メートル)で行われ、26歳の湯本史寿(東京美装)が1回目134メートル、2回目140メートルの最長不倒をマークし、287・7点で今季初優勝を飾った。ベテラン葛西紀明(38=土屋ホーム)は279・2点で2位、船木和喜(35=フィット)は4位だった。また湯本は順延された札幌五輪記念大会でも245・4点で優勝し、異例の1日2大会ダブル勝利を飾った。

 湯本が1日2大会優勝という快挙を成し遂げた。昨年1月のTVh杯以来の優勝が1日2勝となり「奇跡です。こんな経験はない。でもダブルヘッダーは疲れた」と声を弾ませた。腰痛のため、年末年始のジャンプ週間はW杯メンバーから外れ国内で調整してきたが、ようやく結果を出した。「腰痛は完治してないけど、これを弾みにしたい」。今後は2月の世界選手権(ノルウェー・オスロ)を目指していく。

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2011年1月9日のニュース