横審が白鵬関を特別表彰「また新たな挑戦始まる」

[ 2011年1月9日 19:28 ]

 大相撲の横綱審議委員会(横審)は初場所初日の9日、東京都墨田区の両国国技館で、歴代2位の63連勝を達成した横綱白鵬関を特別表彰した。大鵬、北の湖、千代の富士の3横綱に次いで4人目で、本場所の土俵上での授与は初めて。

 横審の鶴田卓彦委員長が「偉業に対し土俵王の尊称を贈り、栄誉を長くたたえます」などと表彰状を読み上げ、東京芸大学長で横審委員の宮田亮平氏が制作した記念品を贈呈した。鶴田委員長は「心技体、品格が全てそろった素晴らしい横綱だ」と絶賛し、初日を白星で飾った白鵬関は「重かったですね。また新たな挑戦、道のりが始まるという気持ち」と話した。

 白鵬関は昨年の初場所14日目から、11月の九州場所2日目に稀勢の里関に敗れるまで勝ち続けた。双葉山が持つ不滅の69連勝には及ばなかったが、9月の秋場所で4場所連続全勝優勝を果たした時点で、横審による特別表彰が決まっていた。

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2011年1月9日のニュース