遼くん ショットぶれて浮上できず…

[ 2011年1月9日 20:18 ]

最終日、1番でバンカーショットを放つ石川遼

ロイヤル・トロフィー最終日

 石川のプレーを支えるティーショットが右へ左へぶれた。ドライバーで2度も池に入れ、後のない16番(パー4)は荒れ地に打ち込んだ。グリーン脇から狙った4打目がピンに当たって外れると、デービスに握手を求めて負けを認めた。

 「ドライバー(ショット)が曲がりすぎた。フェアウエーで打つことの重要性を感じた」と唇をかんだ。2番で第1打を右の池に入れて先行を許した。アイアンで池に入れた11番に続いて12番もドライバーで池へ。ボギーでも収まらず浮上できなかった。

 「バックスイングから切り替える時のスピードがばらばら。右足に体重が乗り切らないままだった」。昨季からボールを左足寄りに置き、体重移動の力で飛距離増を図るが、まだ安定感を欠く。

 ダブルスはパットが好調で連勝したが、シングルスは及ばなかった。「これが本当の実力。素振りの回数を増やしたい。2月に米国へ行く前に自分を見つめ直す機会をもらえた」。4日に「2011年は自分が達したことのない領域に行きたい」と宣言した19歳にとって、ほろ苦い初戦となった。(共同)

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2011年1月9日のニュース