ツール王者が陽性反応 「食物に混入」を主張

[ 2010年9月30日 20:25 ]

 7月に行われた世界最高峰の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスで3度目の総合優勝を果たしたアルベルト・コンタドール(スペイン)がドーピング検査で陽性反応を示し、国際自転車連合(UCI)は30日、暫定的に資格停止にしたと発表した。

 検出されたのは筋肉増強効果のあるクレンブテロール。世界反ドーピング機関(WADA)の規定に比べて検出量が極めて微量のため、継続調査する。同日、スペインで記者会見したコンタドールは、大会中に食べた肉に禁止物質が含まれていたと主張し「明らかに食物に混入していた事例で、処分は不当だ」と述べた。
 UCIによると、ドイツの検査機関が大会期間中の7月21日に採取した尿検体から禁止物質を検出した。A検体と予備のB検体も陽性反応を示した。
 ツール・ド・フランスでは2006年に総合優勝したフロイド・ランディス(米国)がドーピング違反のためタイトルをはく奪されている。(共同)

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2010年9月30日のニュース