若手に負けない　３８歳・宮本　新アイアンで好スコア

第１日、１番でティーオフする４アンダーで首位の宮本勝昌

　【コカ・コーラ東海クラシック第１日】３８歳の宮本が白い歯を見せてスコア提出所に歩を進めた。雨が降り続く難しいコンディションの中で４アンダーの首位発進。「難コースで１ボギーで回れた。スコアも感触もいいよ」と笑った。

　今週より導入したアイアンセットが奏功した。シャフトやライ角は従来のものと変わらないが、ヘッドをやや小ぶりにしたことで「ラフからの抜けがいい。自分のイメージしている縦回転のショットがきれいに打てる」。バーディーを奪った出だしの１番（パー４）はティーショットをラフに打ち込んだが、残り１３５ヤードからピッチングウエッジで２メートルの距離にピタリ。前日からの雨で水分を多量に含んだ長いラフに各選手が苦戦する中、新製品のアイアン、ウエッジを巧みに操り、好スコアに直結させた。

　６月に国内三大大会のツアー選手権シティ杯宍戸を制したが「最近はあまりトップ１０に入っていないし、歯がゆい。上位争いができるようにしたい」。２００６年から続く全試合出場は今季も継続中。石川や池田、薗田ら若手に負けじと、トレードマークのオレンジのボールとともに戦い続ける。