あと1点…日本、準々決勝進出逃す/女子世界選手権

[ 2010年9月30日 00:33 ]

 バスケットボール女子の世界選手権第6日は29日、チェコのブルノなどで2次リーグの最終戦を行い、F組で世界ランキング14位の日本は同9位の韓国に64―65で敗れて通算1勝5敗の同組6チームで最下位となり、各組4位までの準々決勝進出を逃した。10月1日からの順位決定戦に回る。

 日本は立ち上がりから相手の外からのシュートに苦しめられ、前半を28―33で終了。後半は吉田(JX)を中心に速攻が決まりだして差を詰めた。第4クオーター終了間際に吉田の3点シュートで1点差としたが、反撃もここまでだった。

 ≪総力戦も及ばず≫8強入りを目指し、総力戦で必死に食い下がった日本だが、わずかに及ばなかった。主要国際大会で過去5連敗中だった韓国戦。相手の正確なシュートで序盤からリードを奪われた。それでも第3クオーターには厳しい防御からボールを奪い、速攻が出て追いついた。名木や高田ら控え組も持ち味を出した。
 吉田の闘志あふれるプレーなどで終盤も食い下がったが、ベテランの多い韓国は、ここ一番で勝負強かった。中川監督は試合前に「韓国に負けてきた歴史があるが、それを逆転させよう。日本の方が頑張れる力はある」と選手にハッパをかけ、選手も粘りを見せた。だが、最後はアジアの実力国との地力の差が出た。(共同)

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2010年9月30日のニュース