藍は耐えて10位スタート、工藤長女が38位発進

[ 2010年9月30日 13:03 ]

第1日、雨のなか笑顔でラウンドするイーブンパーで10位の宮里藍

 女子プロゴルフツアーの日本女子オープン(茨木・大利根GC)が30日に開幕し、上原彩子と宮里美香がともに5バーディー、1ボギーの4アンダー、68で首位に並んだ。世界ランキング1位の宮里藍はイーブンパーで10位のスタートを切った。首位に1打差の3位は李知姫(韓国)。さらに1打差の4位に有村智恵と不動裕理が続いた。今季メジャー2勝のヤニ・ツェン(台湾)は71の6位につけ、横峯さくら、諸見里しのぶは73の16位、上田桃子は74の27位。プロ野球・工藤公康投手の長女で、アマチュアの工藤遥加は通算3オーバーの38位でホールアウト。

【第1R成績


 雨にぬれた宮里藍が「よく耐えた1日だった」と安堵の笑みを浮かべた。バーディーとボギーが二つずつで72の10位。「ベストの状態ではなかった。でも、ベストでない時にスコアをつくるのは大切」。世界でトップの実力の一端を見せた。
 4メートルのパーパットを沈めた4番、7メートルのボギーパットを見事に決めた10番(パー4)が見せ場だった。「4番は長くて難しいパー3。あれをボギーにすると流れはつくれない」と序盤の踏ん張りの意義を説く。10番は第1打を曲げ、第3打を木に当てての4オン。難しい下りのスライスラインを読み切り、大崩れを阻止した。
 3位だった昨年、2位に入った2年前の大会は、どちらも初日に出遅れ、追い上げ及ばなかった。それに比べれば上々の滑り出し。「これを生かすにはあす(第2日)からが大事」。勝ち方をよく知る第一人者が明るく言った。

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2010年9月30日のニュース