池田は18位、遼くん13位…ともに辛抱の一日

[ 2009年11月13日 16:57 ]

第2日、9番のグリーンで手袋をはめ寒さをしのぐ石川遼

 三井住友VISA太平洋マスターズ第2日(13日・静岡県太平洋クラブ御殿場=7246ヤード、パー72)賞金ランキング首位を走る池田勇太は72とスコアを伸ばせず、通算4アンダーの140で首位と6打差の18位、池田を約60万円差で追う同2位の石川遼は71で回り、通算5アンダーの13位につけた。65をマークした今野康晴が通算10アンダーで単独首位。2打差の2位には横尾要、宮里優作、津曲泰弦の3人がつけた。今田竜二は通算3アンダーで26位。通算2オーバー、57位タイまでの63人が決勝ラウンドへ進んだ。(出場84選手=アマ4、曇り、気温10・6度、北東の風4メートル、観衆3502人)

 わずかな差で賞金王を争う若い2人にとっては、ひたすら辛抱の一日だった。好位置から出ながら、ともにバーディーとボギーの繰り返し。それでも石川は首位に5打差、池田は6打差と優勝争いの圏内に何とか踏みとどまった。
 ショットが不調だった石川は、得意のリカバリーが光った。最終18番(パー5)の第3打、グリーン右手前の池からのショットは奥のラフへ。しかし、ここから2メートルに寄せて会心のパーを拾った。18歳は「ミスをした後の方が大事。2日目が痛かったと思わないようにこれから挽回するのみ」と前向きだった。
 23歳の池田もしぶとい。寒さもあって、痛めている右手の感覚は鈍かったという。ティーショットが曲がり、スタートの1番から3連続ボギー。しかし、持ち味のコースマネジメントで立て直し、この日はイーブンパーで耐え忍んだ。ただ、表情の方はいまひとつで「あしたも(状況に)対処していくしかない」と心配そうに話した。
 残り2日間で底力を見せることができるのか。2人は口をそろえて「まだ大混戦なので、一つでも伸ばしていきたい」と言った。

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2009年11月13日のニュース