丹野が1分台の期待膨らむ好走

[ 2009年10月4日 18:49 ]

 【新潟国体】日本女子初の1分台への期待が膨らむ好走だった。陸上成年女子800メートルは400メートルの第一人者、丹野が2分2秒64の今季日本最高をマーク。「勝てたのはうれしいけど記録がまだまだ。2分1秒台を狙っていた」と貪欲な言葉にこの種目への本格参戦をもくろむ強い決意がのぞいた。

 主要大会では2年前の秋田国体以来の800メートルで最初の1周は1分1秒程度で通過した。3番手につけると残り200メートル付近でスパート。残り150メートルでトップに立つ快勝にも「残り300メートルぐらいでペースを上げられればもっと記録は出た。組み立てが不十分。経験不足だった」と反省した。
 400メートルで51秒75の日本記録を持つスピードを持ち込めば、800メートルで世界レベルで戦える可能性は広がる。当面は2種目とも取り組むが、中距離の練習に本腰を入れる。「スピードは残しつつ、持久力を高めていきたい。持ち味を出せるレース構成を探したい」と新境地を切り開く意欲でいっぱいだ。

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2009年10月4日のニュース