遼くん バーディーRush魅せる!

[ 2009年8月23日 06:00 ]

<男子ゴルフ 関西オープン 3日日>石川遼は1番ホールでバンカーショトを放つ

 男子ゴルフツアーの関西オープン(スポニチ後援)第3日は、22日、兵庫県宝塚市の宝塚ゴルフ倶楽部・新コース(6682ヤード、パー71)で行われ、 48位からチャージを狙った石川遼(17=パナソニック)は68をマークし、通算3アンダーで38位に順位を上げた。首位とは14打差がつき大会連覇は絶望的となったが、7バーディー(4ボギー)を奪って今季のバーディー率は4・09に上昇。目標の「4・00台」に到達し、最終日もバーディーラッシュを目指す。藤田寛之(40=葛城GC)と富田雅哉(31=瑞陵GC)が通算17アンダーで首位に並んだ。

【第3R】

 劇的なイーグルで予選突破を決めた2日目に続き、この日も石川はスコアを伸ばした。4ボギーの一方で、奪ったバーディーは7つ。上位陣もスコアを伸ばしたため優勝は厳しくなったが、3日目を終えてバーディー率は大会前の3・97から4・09へと上昇。大会前に目標として掲げた「4・00台」に到達した。
 「優勝スコアは2ケタいかないと思っていて、(コースが)難しいという先入観があった。これだけバーディーが取れるコースなんだと、やっと気付いた」。順位はわずかに上がっただけだったが、バーディー量産コースと分かって闘志をかきたてられた。
 インスタートの前半にチャージをかけた。初日にOBを打ち、失格騒動を招いた11番は1Wでグリーン手前まで運び、50センチに寄せてバーディー。13、14番で連続バーディーを奪い、16、18番は下りの4メートルのパットを沈めた。ハーフのスコア31は自身のベストにあと1と迫る快進撃だった。アプローチショットやパットのミスが目立った後半はボギーが先行したが、8番パー5では右ラフからピン上10メートルに2オン。イーグルパットは外れたものの、7つ目のバーディーをもぎ取った。
 3日目にして初めてOBなしと、左に曲がっていたショットは徐々に安定。「ドライバーの調子もいいし、あすはいいプレーができると信じている。伸ばせるだけ伸ばしたい」。最終日の目標となるのは、自身の1ラウンド最多バーディー「9」の更新。17歳には無駄なラウンドなど一つもない。

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2009年8月23日のニュース