諸見里、賞金女王でメジャー出場へ

[ 2009年8月23日 17:25 ]

 1打差の2位でのスタート。「66で回る」と宣言した諸見里だが、出だしはその思惑をも上回るものとなった。

 1番(パー5)はグリーン奥から12メートルの第3打をチップインさせるイーグル。2、4番もバーディーとし首位に立った。「早めにトップに立ったので緊張した」と言うが、その緊張感が足を引っ張らないのが、今の諸見里の強さだ。
 中盤以降、スコアを伸ばした古閑、福嶋との競り合いの中でも、安定感のあるプレーはひときわ光った。かつての精神面のひ弱さは、勝利を重ねることで克服されたと言える。
 全英リコー女子オープンから4週連続出場。疲労はピークで、飛距離は普段より10ヤード以上落ちた。前日はプレー終了後に、熱中症のためコース内の浴室でダウンしたという。だが、そんな状態でもスコアを落とさないことで、本人も「成長した証拠」と胸を張る。
 生涯獲得賞金は3億円を突破。前週トップに立った賞金ランクでも2位横峯との差を1200万円余りに広げた。「あと2勝したい」という目標をクリアすれば、来年の海外メジャー出場につながる賞金女王の座もぐっと近づく。

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2009年8月23日のニュース