セメンヤの性別問題で陸連会長が不手際を認める

[ 2009年8月23日 19:09 ]

 国際陸連(IAAF)のディアク会長は23日、世界選手権女子800メートルで優勝したキャスター・セメンヤ(南アフリカ)の性別問題について「より慎重に扱われるべきだった。守秘義務が守られれば問題にはならなかった」と述べ、不手際を認めた。

 国際陸連が同選手に性別検査を要請したことは各方面で論議を呼び、南アフリカでは国連人権委員会への申し立てが取りざたされる騒ぎになった。同会長は「南アフリカでの敏感な反応は理解できる」としながらも、一部にある人種差別との指摘には「私自身がセネガル人であり、人種問題は関係ない」と否定した。(共同)

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2009年8月23日のニュース