井戸木が単独首位/セガサミーゴルフ第3日

[ 2009年7月25日 16:37 ]

第3日、9番でバーディーを決める、通算13アンダーで首位に立った井戸木鴻樹

 長嶋茂雄招待セガサミー・カップ第3日(25日・北海道ザ・ノースカントリーGC=7115ヤード、パー72)1打差の2位で出た井戸木鴻樹がボギーなしの4バーディーで回り、通算13アンダーの203で単独首位に立った。首位に8打差の46位で出た石川遼は7バーディー、3ボギーの68で回り、通算6アンダーで22位に浮上した。

 前日首位の宮本勝昌は3打差の2位に後退。中嶋常幸は通算8アンダーの9位。

 ≪躍り出たノーシード47歳≫ドライバーの飛距離は250ヤード前後、今季のシード権すら持たない47歳が主役に躍り出た。2位に3打差の単独首位に立った井戸木は「想像できなかった。みんなが思ったより伸びていないだけ」と笑った。
 ドライビングディスタンスは決勝ラウンドに進出した61人中最下位ながら、フェアウエーキープ率で過去5度の年間1位となった熟練の技術が持ち味だ。ここまで54ホールでボギーは一つのみだ。
 パー5の4ホールはいずれも3オンだったが、正確無比なティーショット、アプローチがさえ渡り、三つのバーディーを奪った。「刻んでもショートアイアンで打つ。それが僕のゴルフ。パー5はみんな二つ(2オン)で行くのに、僕は3打やから」とフェアウエーの中心をじっくりと歩み続けた。
 優勝すれば1993年8月のNST新潟オープン以来、16年ぶり3度目の優勝となり、長谷川勝治の持つ優勝間隔の最長記録13年を更新する。井戸木は「予選を通っただけで上出来。あしたも、とりあえずボギーのないゴルフをしたい」と無欲を強調した。

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2009年7月25日のニュース