“余力はもうない”…自嘲気味の朝青龍

４敗となり、座布団が舞う中を支度部屋へ引き揚げる朝青龍

　【大相撲名古屋場所１４日目】琴欧洲に完敗の朝青龍は４敗目を喫し、優勝の可能性が消滅した。

　これで３場所続けて賜杯から遠のいた。「まだ場所は終わってないし、まだもう一番ある。千秋楽はあるものを出し切る気持ちで頑張るよ」と白鵬戦に目を向けながら、「（余力は）もうないけどね」と自嘲気味に笑って哀愁を漂わせた。
　この日の琴欧洲を「目をグルグルさせていたから緊張しているのかなと思ったけど、逆に集中していたね。今場所は立ち合いでバタバタしていない」と称えながら、「まあ、そんなこと言ってる場合じゃないか」と寂しそうに引き揚げた。