暴行の柳川高テニス部員9人を書類送検

[ 2008年11月14日 13:23 ]

 強豪として知られる私立柳川高校(福岡県柳川市)のテニス部で、1年生の男子部員(15)がほかの部員から暴行された事件で、福岡県警は14日、傷害容疑で3年生部員2人、暴力行為法違反容疑で1年生部員7人の計9人を書類送検した。全員が容疑を認めているという。

 調べでは、5月に被害者の1年生とテニスボールを投げ合っていた3年生が、ボールが私物に当たったことに腹を立て、1年生の背中や顔をけって鼻の骨を折る1カ月の重傷を負わせたほか、他の部員は寮の点検に間に合わなかったことや禁止されていた携帯電話を持ち込んだことで暴力を振るうなどした疑い。
 被害者の1年生は10月下旬に転校した。同校の高巣恭子校長は「被害者側に謝罪するとともに、再発防止に取り組みたい」と話していた。
 柳川高校テニス部は、男子団体で全国高校総体の優勝24回。OBに元プロテニス選手の松岡修造氏らがいる。

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2008年11月14日のニュース