東芝 内容不満も開幕3連勝

[ 2008年9月21日 06:00 ]

<東芝・九州電力>後半、東芝のヒルがトライ

 ラグビーのトップリーグ第3節第1日は20日、東京・秩父宮ラグビー場などで4試合を行い、東芝が九州電力を29―15で下して開幕3連勝。新加入のSOデイビッド・ヒル(30)が攻撃を組み立て、王座奪回へ序盤戦を無傷で乗り切った。また、昨季王者のサントリーはクボタを36―25で退けて1勝1敗。後半32分に途中出場のSH成田秀悦(24)がトライを決め、開幕2連勝の難敵を突き放した。神戸製鋼はトヨタ自動車を27―12で破り3連勝を飾った。

 東芝が4度目のトップリーグ制覇へ3連勝発進だ。SOヒルの2トライを含む19得点などで粘る九州電力を振り切った。だが、主将のWTB広瀬は「最低限の勝ち点5。期待に応えられなかった」と、満足できる内容には程遠い様子。今季初のホームゲームもノックオンでチャンスをつぶす場面が多く、6000人を超える観衆からはため息が漏れた。瀬川監督は「次節まで3週間ある。特にディフェンスを修正しなければ」と気を引き締めた。

 <サントリー SH成田が華麗なトライ!>サントリーは後半33分、途中出場のSH成田が観衆を魅了した。相手反則でPGではなくスクラムを選択。ボールを受けると2度のフェイントでマークを外して約20メートルを駆け抜け、クボタを突き放すトライを挙げた。「PGも狙える位置だったので決めなければならなかった」と成田。フランカー佐々木が右ひざ前十字じん帯断裂で今季絶望。主将のWTB山下も左ひざを痛めて欠場と中心選手を欠いただけに、清宮監督は「(勝利は)点差以上のものがある」と満足げだった。

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2008年9月21日のニュース