サフィナ減量に成功し今季4勝目/東レパンパシ

[ 2008年9月21日 16:49 ]

シングルスで初優勝を飾ったディナラ・サフィナ

 女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープン最終日は21日、東京の有明コロシアムで行われ、ロシア勢対決となったシングルス決勝は全仏オープン準優勝で世界ランキング5位のディナラ・サフィナが6―1、6―3で同7位のスベトラーナ・クズネツォワに快勝し、初出場で優勝した。サフィナは今季4度目のツアー優勝で通算9勝目。優勝賞金19万6900ドル(約2100万円)を獲得した。ダブルス決勝はバニア・キング(米国)ナディア・ペトロワ(ロシア)組が6―1、6―4でリサ・レイモンド(米国)サマンサ・ストーサー(オーストラリア)組の3連覇を阻んだ。

 今季絶好調のサフィナが「これまでで最高のテニスができた」と胸を張った。世界ランキング5位の22歳は、7位のクズネツォワに快勝して今季ツアー4勝目。コート上で満面の笑みを見せた。

 182センチの長身で、走らされても高い打点から力強いストロークが打てる。「最初から攻撃的にいかないと」とサイドラインぎりぎりを狙ったショットを次々と決めた。

 男子の元世界1位、サフィンの妹として期待されていたが、「昨年まで4年間苦労した」。2月にコーチ交代を決断。カラヤン新コーチの下、トップ選手に対抗できるスピードを求めて6キロ減量した。準優勝に終わったが、全仏オープンで四大大会初の決勝進出。
北京五輪は銀メダルと結果が出て「コーチの言う通りにやるだけ」と全幅の信頼を置く。
 22日に発表されるランキングで自己最高の3位に浮上する。自信にあふれた顔で「1位もそう遠くはない」と言った。

続きを表示

2008年9月21日のニュース