序二段で控え力士が物言いつける珍事

[ 2008年9月21日 20:05 ]

 【大相撲秋場所】序二段の土俵で力士が物言いをつける珍事があった。笹山(木瀬部屋)―桑原(錣山部屋)で、押し出した笹山に軍配が上がったが、次の一番に出場のため土俵下で控えていた星ケ嶺(井筒部屋)が右手を上げた。

 1996年初場所の貴闘力―土佐ノ海で貴ノ浪が物言いをつけた例が有名だが、幕下以下では極めて異例だ。

 協議の結果、軍配通りに笹山の勝ち。錣山親方(元関脇寺尾)と井筒親方(元関脇逆鉾)は兄弟で、アシストはならなかった。星ケ嶺は「錣山部屋の力士とは同じ一門で仲がいい。同体と思ったけど、だれも(手を)上げなかったので。あの瞬間は何も考えられなかった」と興奮気味だった。

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2008年9月21日のニュース