三洋 またも決勝敗退

[ 2008年2月25日 06:00 ]

 【三洋電機10-14サントリー】トップリーグのプレーオフ決勝、三洋電機は“負の歴史”を断ちきれなかった。決勝の成績は全国社会人大会時代から通算1分け9敗。リーグ戦を史上初の全勝で1位通過しながら、まるでNFLスーパーボウルのペイトリオッツのようにタイトルを逃した。宮本監督は逆転を許した小野沢のトライについて「ディフェンスの取り決めと違うところに選手が行ってしまった、ちょっとしたミス。あとは取られる気がしなかった」と話したが、過去の決勝と同じく詰めの甘さが顔を出した形だ。

 攻撃面では秘策のショートラインアウトでミスが目立つなど前半のチャンスを生かせず、CTB榎本主将は「ラインアウトがあそこまで苦戦するとは計算外」と話した。それでも、現役時代に神戸製鋼相手に何度も涙をのんだ指揮官は「ミスだけ指摘してもね…。それがラグビーでしょ」とサバサバした表情だった。

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2008年2月25日のニュース