桃子 開幕戦へパット練習じっくり

[ 2008年2月15日 06:00 ]

プロアマ戦で笑顔を見せる上田桃子

 今季、米女子ゴルフツアーに参戦する上田桃子(21=ソニー)は14日、開幕戦のSBSオープン(タートルベイリゾート、パーマー・コース)第1日に臨む。13日はプロ・アマ戦に出場した後、40分の緊急パット練習を行い、最終調整を終えた。昨季の最年少賞金女王が夢の舞台へいよいよ立つ。

 プロ・アマ戦を終えると、上田は練習場に駆け込み、パットを繰り返した。アマチュア4人と1組で回り、ベストボールを選択する方式で13アンダー。成績はまずまずだが、満足感はなかった。「前日、ヒントをつかんだかなと思っていたが、コースに出るとグリーンもきついし、同じラインでもいろいろな曲がり方をした。調子のいい時の50点くらい」。米ツアー開幕を翌日に控え、後悔はしたくなかった。
 夜間照明の下、練習場にはキャディーの清水氏と2人だけ。大会スタッフが止めに来るまでの40分間、フォームをチェックしながらカップを狙い続けた。上位進出へ小技の重要性を再確認した。海岸沿いのコースは風は強いが、距離はそれほどでもなく、グリーンも広い。パットこそが生命線となる。昨年、同じハワイで行われたフィールズ・オープンでも74を叩いた第1日のホールアウト後に、清水氏とパット練習を繰り返し、2日目の66につなげた。
 今回も突貫調整だが、「気合が入ってくると調子も良くなる。やれることはやった。自信を持ってやりたい」と意気込みを語った。

続きを表示

2008年2月15日のニュース