1年ぶり国際舞台…清水静かな闘志

[ 2008年2月15日 21:09 ]

 16日にインツェル(ドイツ)で開幕するスピードスケートのワールドカップ(W杯)インツェル大会で、長野五輪男子五百メートル金メダルの清水宏保(NEC)が約1年ぶりに国際大会に復帰する。15日は会場の屋外リンクで軽く調整し「万全とは言い切れないが、ある程度の状態にはなった」と静かな闘志を燃やした。

 今季のW杯でポイントのない清水は、今大会はBクラスでの出場。2レースある五百メートルのどちらかで1位になれば、次戦のW杯ヘーレンフェイン大会はAクラスに昇格する。本人は「Bスタートなので、最低ラインはクリアしたい」と照れたように話したが、狙うのは1位だけだ。
 オフに腰の手術を受けて迎えた今季、前半は国内でじっくり調整した。W杯最終戦のヘーレンフェインで好記録を出し、3月の世界距離別選手権(長野)への出場資格を獲得するのが目標だ。「計画はそうだけど、やってみないと分からない」とベテランはわずかな可能性にかける。(共同)

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2008年2月15日のニュース