“中東の暴挙”…日本を処分も

[ 2008年1月27日 21:54 ]

 アジア・ハンドボール連盟(AHF)は27日、クウェート市で臨時理事会を開き、北京五輪アジア予選のやり直し(29、30日・国立代々木競技場)が予定通り実施された場合、日本と韓国に何らかの処分を科すことを決めた。

 国際オリンピック委員会(IOC)委員でもあるAHFのアハマド会長は、記者会見で東京都の2016年夏季五輪招致にも悪影響が出ると警告した。

 具体的な処分内容は再予選が開催された時点で常任理事会を開いて決めるが、日韓両国は資格停止となり、2月のアジア選手権出場を禁止される可能性が濃厚だ。AHF副会長を務める日本協会の渡辺佳英会長は会議後、再予選を決行する意向を明言した。
 AHFはこの日、国際ハンドボール連盟(IHF)が決めた予選やり直しを拒否することを再度確認。開催された場合の日韓への処分の方針を決めるとともに、渡辺会長には「AHFの立場を尊重できない」としてAHF副会長職などの辞任を求めた。

 ▼アハマドAHF会長の話 IHFの決定は手続きが不当であり認めない。日本と韓国が参加すれば処罰する。AHFは最後まで戦う。東京が2016年五輪を招致しているが、日本のイメージに悪影響を与えるだろう。

 ▼渡辺佳英・日本協会会長の話 予選をやったら、日本を処分するし僕も処分されるということ。(再予選は)予定通りにやらざるを得ない。われわれはAHFの指示にも従うが、IHFの指示がより重く、今回はIHFの指示に従う。

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2008年1月27日のニュース