終盤失速…福士初挑戦は19位

[ 2008年1月27日 14:38 ]

ゴール寸前で足がもつれ転倒したが、ゴールラインを見詰めながら笑顔で起き上がる福士

 北京五輪代表選考会を兼ねた大阪国際女子マラソンは27日、大阪市の長居陸上競技場発着で行われ、マーラ・ヤマウチ(英国)が2時間25分10秒で優勝、森本友(天満屋)は24秒差で日本人最高の2位に入った。

 5000メートルやハーフマラソンの日本記録保持者で初マラソンの福士加代子(ワコール)は、序盤からトップを独走したが、30キロ手前から失速。35キロ手前でヤマウチらに抜かれ、競技場に入ってからはふらふらで何度も倒れ、19位でゴールした。
 五輪代表は3枠で、昨夏の世界選手権銅メダルの土佐礼子(三井住友海上)が決まり、アテネ五輪金メダルで同11月の東京国際優勝の野口みずき(シスメックス)も確実。残りは事実上1枠で、最終選考会の3月の名古屋国際には、シドニー五輪金メダルの高橋尚子(ファイテン)らが出場する。

 ▼福士の話 大阪城ぐらいまではすごくいいペースで走れた。30キロすぎに急に目や脚に違和感を覚えた。競技場が見えてからは頭の中が真っ白になり、記憶がない。今回の結果を受け止めて、次の目標に向かって頑張りたい。
 ▼ワコール・永山忠幸監督の話 前半は予定通りのペースだった。未知の距離で起こったこと。残念だが受け止めないといけない。試練を与えられた。また福士は立ち上がってくれると思う。

 ▼ヤマウチの話 初めての優勝でうれしい。どういうレースになるか予想しにくかった。前半は楽だったので後半ペースを上げようと思った。最後の4、5キロは苦しかった。

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2008年1月27日のニュース