ウッズ 本調子じゃなくても独走

[ 2008年1月27日 06:00 ]

18番、バンカーショットを放つウッズは首位浮上

 タイガー・ウッズ(32)が早くも独走態勢に入った。USPGAツアービュイック招待第2日が25日、カリフォルニア州サンディエゴのトーリーパインズGC(北コース6874ヤード、南コース7569ヤード、パー72)で行われ、ウッズは首位に2打差の3位でスタートしたが、7バーディー、ノーボギーの65で回り、通算12アンダーまでスコアを伸ばした。2位のケビン・ストリールマン(29)に4打差で大会4連覇が見えてきた。今田竜二(31)は通算3アンダーの23位、丸山茂樹(38)は通算2アンダーの28位で決勝ラウンドに進出した。

 これで本調子ではないというのだから恐れ入る。ウッズが底知れぬ力を見せつけて“定位置”についた。「きのうよりも良くなったが、まだまだ」と振り返ったように、ティーショットがフェアウエーをとらえたのは6度だけ。それでも小技がさえ、65のベストスコアを記録した。
 ビュイック招待はベイヒル招待に続く自身2度目の大会4連覇がかかっている。しかも、勝てばアーノルド・パーマー(78)に並ぶ歴代4位の通算62勝目となるだけに、勝利への思いはいつも以上に強い。気掛かりのドライバーも「調子が悪い原因は分かった。これはすぐに直せる」と修正に自信を見せた。「まだ多くのホールが残っている。何が起こるか分からない」と気を引き締めたが、もはや死角はなさそうだ。

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2008年1月27日のニュース