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安倍元首相銃撃の山上被告に無期懲役 検察の求刑通り 弁護側は「重くても懲役20年まで」主張

[ 2026年1月21日 13:30 ]

山上徹也被告
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 2022年7月に奈良市で参院選の応援演説をしていた安倍晋三元首相を銃撃し殺害したとして、殺人や銃刀法違反などの罪に問われた山上徹也被告(45)の裁判員裁判で、奈良地裁(田中伸一裁判長)は21日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。

 公判で被告は「私のしたことに間違いありません」と殺人罪の起訴内容を認めていた。検察側は「戦後史に前例をみない犯行」と無期懲役を求刑。弁護側は、被告は宗教が関わった虐待の被害者で「最も重くても懲役20年までにとどめるべきだ」と主張していた。

 最大の争点は量刑。母親が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に総額1億円に上る多額の献金をし、家庭が困窮した被告の不遇な生い立ちを裁判員らがどう評価するかが焦点だった。

 検察側は生い立ちに不遇な点があることは否定しないとした上で、犯行時は善悪を判断できる40歳代の社会人で、刑を大きく軽くするものではなく、犯行は短絡的で人命軽視は甚だしいと指摘していた。

 弁護側は、被告の悲惨な境遇の生い立ちが犯行動機に結びついたと強調。被告の60歳代半ばまでの社会復帰を許すことで宗教被害に苦しんだ経験を生かし、社会貢献する機会を与えてほしいと述べていた。また、被告が作製した手製銃は銃刀法上の「拳銃等」には該当しないとも訴えていた。

 起訴状などによると、22年7月8日、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で演説中だった安倍氏を手製のパイプ銃で銃撃し、殺害したとしている。

 【安倍元首相銃撃事件】
 2022年7月8日午前11時半ごろ、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で参院選候補の応援演説中の安倍晋三元首相が銃撃され、死亡した。山上徹也被告の母親は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に多額の献金をしており、被告は「(教団を韓国から)招き入れたのは岸信介元首相。だから(孫の)安倍氏を殺した」などと供述。事件をきっかけに高額献金問題や信者の親を持つ「宗教2世」に注目が集まり、悪質な寄付勧誘行為を規制する不当寄付勧誘防止法が成立した。

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