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Bミュンヘン・伊藤洋輝、ブンデス連覇!W杯に向け不安多い日本代表CB、完全復活で支える

[ 2026年4月21日 05:00 ]

ドイツ1部   バイエルン・ミュンヘン4-2シュツットガルト ( 2026年4月19日    ミュンヘン )

シュツットガルト戦で勝利しドイツ1部リーグで2連覇を決め、チームメートと喜ぶバイエルン・ミュンヘンの伊藤洋(中央)
Photo By 共同

 バイエルン・ミュンヘンは19日、ホームでシュツットガルトを4―2で下し、4試合を残して2季連続35度目の優勝を決めた。日本代表DF伊藤洋輝(26)は加入2季目で初のリーグ戦フル出場を果たし、3―1の後半7分にはゴールにも関与。幾多の故障を乗り越えて欧州屈指の名門で存在感を示し、メンバー入りが確実視されるW杯北中米大会(6月11日開幕)に向けて勢いをもたらすタイトル獲得となった。

 優勝決定を告げる歓喜の笛をピッチの上で聞いた。満員の7万5000人が見守った中でFWケーンらとハイタッチを交わし、伊藤洋は喜びに浸った。負傷離脱に加え、試合がない日に頂点が確定した1年前とは異なる光景。2連覇と35度目の戴冠に沸くスタンドを背に、笑顔で仲間と記念写真に納まった。

 大一番で存在感を示した。Rマドリードと戦った15日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)から先発8人を入れ替えた中、韓国代表のキム・ミンジェとセンターバックでコンビを組み、的確な位置取りと体を張ったプレーで相手の攻撃を阻止。前半31分には左サイドのMFムシアラにボールを預け、ドリブル突破からの同点弾演出につなげた。3―1の後半7分には右CKから高く浮いたこぼれ球に反応し、左からゴール前に意表を突くグラウンダーの折り返し。MFゴレツカのシュートはGKに弾かれたが、ケーンが反応してリードを広げた。

 24年夏の加入会見で「ボールの配球が持ち味で求められている部分。前線に力がある選手がいるので、うまくできるように」と話していた通り、周囲を生かすプレーも見せた。加入直後から右中足骨を3度骨折し、今季序盤戦も欠場が続いた。リーグ戦のフル出場は移籍19試合目でこの日が初めて。コンパニー監督は「複雑なケガだったので回復した姿に心を打たれた。トロフィーが懸かるタイミング、そして日本がW杯に向かうタイミングで戻ってこられたのは良かった」と喜んだ。

 22日にレーバークーゼンとのドイツ杯準決勝を控えるチームは優勝を祝うビールかけを見送った。欧州CLでも準決勝で昨季王者パリSGと対戦する。最近14季で13度目となった国内リーグ優勝はもはや通過点。主要3冠に向け、伊藤洋もすぐに気持ちを切り替えた様子で報道陣に「お疲れさまです」とだけ言い残した。状態に不安を抱えるセンターバックが多い森保ジャパンにあって、伊藤洋の復活は何よりの朗報だ。

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