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町田FW相馬 J1百年構想リーグ開幕戦で芸術FK弾! 特別なJからW杯へ「とにかく数字を積み重ねる」

[ 2026年2月7日 05:30 ]

明治安田J1百年構想リーグ開幕戦   町田3ー2横浜M ( 2026年2月6日    日産ス )

<横浜M・町田>前半、直接FKを決め、祝福を受ける町田・相馬(右から2人目)(撮影・松永 柊斗)
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 明治安田J1百年構想リーグが6日、“金J”の3試合で開幕し、東地区は町田が横浜Mを3―2で下して白星発進した。FW相馬勇紀(28)が2―1の前半終了間際に芸術的な右足の直接FK弾で2026年初ゴール。6月開幕のW杯北中米大会へ向け、2大会連続の日本代表入りへ猛アピールした。西地区は広島が長崎に3―1で快勝。神戸は京都と1―1で突入したPK戦を制して勝ち点2を奪った。

 相馬がW杯イヤーのサバイバルで号砲を鳴らした。2―1で迎えた前半終了間際、自ら獲得したFK。難しい角度から右足を振り抜くと、ボールは奇麗な放物線を描きながら鋭く曲がり、そのままゴール左隅に吸い込まれていった。先週は胃腸炎を罹患(りかん)し、2日前に完全合流したばかり。「50~60%」と万全ではなかったが、ほぼぶっつけ本番で芸術FK弾を披露し「狙い通り。(FKを)もらった瞬間に打とうと思って自信を持って蹴った」と笑った。

 FKでは前回W杯22年カタール大会で忘れられないシーンがある。唯一の出番だった1次リーグ第2戦のコスタリカ戦。FKのキッカーを託されたが、壁上を狙うも枠を越えてしまった。日本も0―1で敗れ「あのシーンを見返すとナーバスになる」と言う。それでも昨年春、同戦のFKシーンが撮影された写真を「ふと見てみた」。鮮明によみがえる悔しさをもう一度胸に刻んだ。「あの経験があって今がある。自信を持って蹴ることができる」。原動力に変え、この日のFKにもつながった。

 日本代表の左サイドは三笘、中村敬らがひしめく激戦区。アピール合戦へ「自分が(W杯代表に)入っていくには開幕からの5、6試合は一番大切になってくる」と見据えていた通り、まずは開幕ダッシュに成功した。

 W杯の借りはW杯でしか返せない。「カタールで感じたことは、W杯に出るんじゃなくて、あそこで活躍できることが大切。基準をそこに持っていきながら努力して、とにかく数字を積み重ねる」。秋春制移行に向けた特別な4カ月間は、相馬にとっては北中米に向けた道のりでもある。(滝本 雄大)

 ≪黒田監督みそぎの白星≫試合前日に不適切指導に対する日本協会(JFA)からの処分が決まった黒田監督は難しい状況下で開幕戦の白星を手にした。試合後の会見で「しっかり反省しないといけないところはある。今まで三十何年やってきた監督生活に誇りや自信もあるので、そこはきちんとブレることなくやっていきたい」と言及。昨年12月にJリーグからけん責処分を受け、5日に開催されたJFAの技術委員会で厳重注意と指導研修の受講を課されることが決まっていた。

 ▼百年構想リーグ 地域リーグラウンドはホーム&アウェーの2回戦総当たりでリーグ戦を行う。90分で同点ならPK戦決着。PK勝ちは勝ち点2、PK負けは同1。J1はプレーオフラウンドで同順位同士がホーム&アウェーで戦い最終順位を決める。優勝チームは26~27年ACLE出場枠を獲得。J2降格はない。記録はJ1と別の公式戦として扱う。J1とJ2・J3のカテゴリーにかかわらず最も得点した選手を釜本邦茂賞として表彰する。

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