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中村俊輔氏 森保ジャパン「厳しい組」突破へ W杯は“ピーキング”が大事「重要人物は…」

[ 2025年12月29日 05:00 ]

06年W杯ドイツ大会はオーストラリアに敗れるなど1次リーグ敗退。中央10番が中村氏
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 【月刊中村俊輔 12月号】26年W杯北中米大会の組み合わせ抽選で、森保ジャパンはF組に入り、オランダ、チュニジア、欧州プレーオフ(PO)B組の勝者と対戦することが決まった。2度のW杯出場を誇る元日本代表MF中村俊輔氏(47)はこの組み合わせをどう見たのか。自身の経験も踏まえ、大会前の重要な点などについても語った。(取材・構成 垣内 一之)

 「日本からしたら、厳しいグループだよね」。抽選結果を聞いた俊輔氏は、まず率直な感想を口にし、こう続けた。「欧州各国リーグで日本人が活躍していることもあって、前回大会(22年カタール大会)以上に警戒してくるはず。森保さんは“分析で上回りたい”と言ってるけど、日本も相当に分析されると思う」

 ただ、決して悲観的ではないという。1次リーグを勝ち抜いても、決勝トーナメント(T)1回戦で王国ブラジルか前回4位モロッコとの対戦が予想される厳しい道のりだが、新戦力の台頭、選手層に厚みが加わっている現状を踏まえ「厳しいけど、今の日本代表なら大丈夫というのはあるよね。決勝T1回戦の相手がブラジルだろうがモロッコだろうが、それはもう、そんなもんだよ、W杯って」と強調。「前回大会は1次リーグでスペインとドイツに勝って勝ち抜けた。優勝したアルゼンチンだって初戦でサウジアラビアに負けたり、サッカーは何が起こるか本当に分からない。何が起きても、修正をして、対応できる能力が大事になってくる」と指摘した。

 では、移動や酷暑など、ピッチ外での対策も不可欠な本大会に臨むにあたり、何が重要となってくるのか。

 「スタッフら周りのサポートも重要になってくる。例えばスケジューリング。何時からどこでトレーニングするか。あとはどのタイミングでマッチメークするとか。あまりにもガチで試合をやると、(対戦国に)見られているから、ある程度、隠さないといけないしね。あとはどこに(コンディションを)100%に持っていくか、その調整も難しい」

 俊輔氏が主力で出場した06年ドイツ大会では、大会前に優勝候補のドイツと対戦し、価値ある2―2ドロー。一気に期待が高まったが、本大会はまさかの1次リーグ敗退となった。

 「ドイツは強かったから、引き分けて“自分たちはできるんだ”という自信にはなったけど、今考えればあそこがピークに近かった。ドイツは完全に調整だったけど、日本は調整だと思ってやってはいけないという側面もあったから、凄く難しいけどね」

 そんな時に重要となるのが、やはり経験豊富なベテランの存在。

 「本大会に100%に持っていくケア、上げ方、要は雰囲気づくりだね。それはもう長友くんに任せて。だから本当、彼は重要人物だよ」。共闘したかつてのチームメートにも期待を寄せた。

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