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京都GKファンティーニ燦「全勝で監督を送り出したい」チョウ貴裁体制出場なしも固い結束力

[ 2026年5月16日 11:06 ]

京都のチョウ貴裁監督
Photo By スポニチ

 京都のチョウ貴裁監督の今季限りでの退任が15日に正式発表された。指揮官とともに戦えるのも残り4試合。あす17日に広島戦(サンガS)を迎える中、GKファンティーニ燦は「全て勝って、監督を送り出したい」と決意を新たにした。

 今も語り草になっているミーティングがある。J1残留争いに巻き込まれて苦しんでいた24年8月17日・C大阪戦。5―3で勝利した試合前のロッカールームで指揮官は「こんなに大勢のお客さんの前で試合をするのは、サンガの歴史として当たり前じゃなかったよな。ここにいる皆と、これまでサンガにいた人で作ってきたんだよ」とベンチ入りの選手たちに語りかけた。そして「俺が今、誰を思い浮かべたか!ファンティーだ!」とベンチ外だった控えGKの名前を挙げ「分かるか?アイツだけが1回もリーグ戦のメンバーに入っていないんだよ!でもお前らのシュートを嫌そうな顔せず、何回受けてくれた?それがチームだろ!そういう選手がいるから成り立っているんだよ!ピッチに立っている選手だけじゃないんだ!」と熱く訴えかけた。

 試合後に動画で確認したファンティーニは「正直に言って感動しました。悔しさを抱えながら日々の練習をしていましたが、監督はしっかり見ていてくれていて、それを皆の前で言葉にしてくれた。そのような日本人監督はあまり見たことがありません。母は号泣していました(笑)」。今も鮮明に残る記憶として口にし「言葉にしてくれるかどうかで選手の気持ちは大きく変わる。本当に助けられました」と口にした。

 ここまで京都での公式戦出場はなし。それでも腐らずに、15日の練習では最後まで居残り練習で汗を流した。「1試合でも出場して、最後は監督と笑って勝ちたい。勝たせてあげたいという気持ちが今、一番強い」。この結束力や一体感もチョウ貴裁監督が6年間でクラブに植え付けた財産の一つだ。

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