×

人口15万人の小国快挙!キュラソーが初のW杯出場 “種子島程度”面積も最小記録更新

[ 2025年11月20日 04:30 ]

W杯北中米カリブ海予選B組   キュラソー0ー0ジャマイカ ( 2025年11月18日 )

<ジャマイカ・キュラソー>W杯出場を決め、歓喜するキュラソーの選手たち(ロイター)

 26年サッカーW杯予選が18日に行われ、北中米カリブ海でキュラソーがジャマイカと0―0で引き分け、B組首位で初出場を決めた。W杯史上最少となる人口15万人の小国が躍進した。欧州ではC組のスコットランドがデンマークを4―2で破り、逆転で7大会ぶり9度目の出場権を獲得した。新たに8チームが突破を決め、来年3月のプレーオフ6枠を除く42チームが確定。組み合わせ抽選は12月5日(日本時間6日)に米国ワシントンで行われる。

 5分と表示された後半アディショナルタイムは11分。ようやく終了の笛が鳴ると、キュラソーのイレブンはピッチに次々と折り重なって喜びを表現した。

 2位ジャマイカとの直接対決。勝ち点1差をつけ、引き分けでも突破が決まる状況だったが、敵地で苦戦を強いられた。90分を過ぎて相手にPKが与えられる絶体絶命の場面もあったが、ビデオ判定で取り消し。0―0でしのぎ切り、家庭の事情でチームを離れたアドフォカート監督に代わって指揮を執ったゴレ・アシスタントコーチは「島はもう小さ過ぎる。(喜びで)屋根が吹き飛ぶよ。言葉がない」と笑顔を見せた。

 大躍進だ。カリブ海の島国は人口わずか15万6000人。東京の市町村なら東村山市並みで、18年ロシア大会に初出場したアイスランドの33万人の半分以下だ。444平方キロメートルの面積も10月にアフリカ予選でW杯初出場を決めたカボベルデの4033平方キロメートルを大幅に下回り、鉄砲伝来で知られる種子島とほぼ同じ。W杯出場国では最少人口と最小面積を記録することになる。

 そんな小国はオランダ領でもあり、近年は血縁を頼りに本国出身選手で代表を強化。現在は22人がメンバー入りする。フローニンゲン時代に堂安律の同僚だった元U―21オランダ代表MFジュニーニョ・バクーナは「現実的にオランダ代表でチャンスがなかったのでキュラソーを選んだ。今はもっと若くオランダ代表でもプレーできる選手がチームを強くしている」と明かす。

 「ブルー・ウェーブ」の愛称を持つチームが32から48への開催枠拡大でチャンスをつかみ、初の大舞台で波を起こすかもしれない。

 ▽キュラソー ベネズエラ北方沖の観光地でかつては周辺の島々とオランダ領アンティルを構成して内政自治権を獲得。2010年のアンティル解体に伴って単独の自治領となった。首都はウィレムスタト。野球が盛んでヤクルト時代に3度の本塁打王に輝いたバレンティン、MLBブレーブスや楽天で活躍したアンドリュー・ジョーンズらオランダ代表を輩出。サッカーでは横浜M、浦和などに在籍したMFマルティノスが代表でプレー、またアドフォカート監督のほか過去にもヒディンク、クライファート両氏らオランダ人監督が指揮。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

サッカーの2025年11月20日のニュース