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歴史の扉開けた!日本代表 0ー2から3発逆転でブラジル初撃破 森保監督「後半は個の責任をはっきりと」

[ 2025年10月15日 05:00 ]

サッカー国際親善試合   日本3ー2ブラジル ( 2025年10月14日    東京・味の素スタジアム )

<日本・ブラジル>後半、上田(左から2人目)がゴールを決める(撮影・西海健太郎)
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 サッカー日本代表が歴史的白星を挙げた。国際親善試合でブラジルに3―2で逆転勝ち。前線から積極的にプレスをかける森保一監督(57)の積極采配が実り、5度のW杯優勝を誇る王国に打ち勝った。2点差を追いついた後半26分にエースのFW上田綺世(27=フェイエノールト)が頭で決勝弾。セレソンからの3得点は初で、過去2分け11敗だった相手から14戦目で初勝利を手にした。 

 約4万5000人の満員の大観衆の前に、最高の景色が広がった。89年7月の初対戦から36年。過去2分け11敗だったセレソンの壁をついにぶち破った。歴史的勝利を告げる笛が響くと、控え選手がピッチになだれ込み歓喜の輪が生まれた。森保監督は「親善試合とはいえブラジルに勝つのは簡単ではない。選手の頑張り、勝つためにチャレンジしてくださった先人の方がいたからこそ今日の結果につながった」と実感を込めた。

 開始直後は積極的にプレスをかけてボールを奪いにいく真っ向勝負を挑んだ。相手の圧力もあり、前半10分前後からはセンターライン付近からプレスをかけるミドルブロックにシフトすると、狭いスペースをかいくぐられて2失点。ハーフタイムに誰が誰にプレスにいくかを明確化する修正を加え、後半は再びハイプレスをかける戦術に回帰した。前線でボールを奪う回数が増えて流れを引き寄せ、指揮官は「後半は個の責任をはっきりさせた。対峙(たいじ)する相手に勝つことができた」と目を細めた。

 森保監督は現役時代の95年6月にブラジルと対戦し0―3で完敗した経験を持つ。後半途中から出場し、後にスーパースターとなるDFロベルト・カルロスらに圧倒された。「当時はどうあがいてもひっくり返せないという負け方だった。0―3以上の大きな差を感じたことを覚えている」。31年越しのリベンジを果たし、18年7月の就任以降、W杯優勝国との対戦成績を5勝2分け1敗とした。

 W杯優勝を目標に掲げる中、大きな意味を持つ白星だ。MF三笘、守田、DF板倉、町田ら主力に故障者が続出する中で、チームの底上げにも成功した。森保監督は「選手たちは毎試合経験値を深めてレベルアップしてくれている」と手応えを強調した上で「これからマークが厳しくなる。今日の自信と、これからの警戒も含めて前進していきたい」と視線を上げた。W杯開幕まで約8カ月。北中米の舞台で真の最高の景色を見るため、歩を進める。

 ≪残るは2カ国≫日本はW杯5度優勝のブラジルから初勝利を挙げ、これでW杯優勝国8カ国のうちウルグアイ、アルゼンチン、フランス、ドイツ、スペインに続き6カ国目から勝利。未勝利はイタリア(1分け2敗)、イングランド(1分け2敗)の2カ国となった。

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